帳面上の数字がいくら良くても、引き出せなければ意味がない。

先週も友人から相談を受けた——契約で20万以上稼いだのに、出金しようとしたら銀行口座が直接ロックされた。カスタマーサポートは「調査に協力してください」とだけ言い残し、彼は丸々2ヶ月半も引き出せずに焦りまくった。

彼はグレーな取引には手を出しておらず、違法行為もしていない。ただ、出金時に細かい注意を怠っただけで、リスク管理システムに怪しい対象とみなされてしまったのだ。

この手の事例は本当に多い。以下のいくつかの落とし穴は、多くの人が早かれ遅かれ直面する。

• OTCでの受取時に違法資金を受け取り、資金の流れ全体に影響が出る可能性
• 大きな金額の入金後すぐに出金し、銀行の異常取引警告を引き起こす
• さらに致命的なのは：給与口座と暗号資産取引資金を併用していると、一旦凍結されると日常の出費すらままならなくなる

言いにくいが、10人中9人はこれに巻き込まれる。

これらの落とし穴を避けたい？私が実践している経験則をいくつかまとめた。

**1. 大手取引所を選ぶ**
規模の大きい取引所はリスク管理体制がしっかりしており、資金源も比較的クリーン。安全性を最優先に。

**2. USDT出金はなるべく避ける**
今はステーブルコインが特に監視対象になっている。BTCやETHなどの主流通貨に切り替えて出金すれば、リスクはかなり低減できる。

**3. 銀行口座は分離して使う**
出入金用の口座は別に作り、住宅ローンや給与口座と混ぜないこと。

**4. 入金後すぐに動かさない**
資金が入ったら、少なくとも24時間以上静置してから操作する。そうすれば「早入早出」のパターンでマークされにくくなる。

**5. 適切な時間帯を選ぶ**
できるだけ平日の昼間の時間に資金を処理する。深夜の操作はリスクが高く、風控の警報を引き起こしやすい。

もし本当に凍結されたらどうする？

• 最初の3日間は様子を見る。一部はシステムの誤判定で自動的に解除されることもある
• 解除されなければ銀行に連絡し、凍結の理由と対象を確認
• 事前に取引記録やチェーン上のスクリーンショットなど証拠を用意して、状況説明に備える

暗号資産界の真理はシンプルだ：稼いだお金は自分のポケットに入れて初めて本物。

帳簿の数字が何倍になっても、それは「本当の実力」にはならない。確実に引き出せることこそ、本当の腕前だ。