BaseとOptimismの流動性大手が合併：AeroがイーサリアムDEX市場に新風

大ニュース：AerodromeとVelodromeが合併を発表。新プラットフォームAeroは2026年第2四半期にイーサリアムメインネットとCircleのArcチェーンでローンチ予定。この2つのLayer 2 DEXトップが手を組むことになった。

データはかなり強力

Aerodrome単体で4.8億ドルのTVLをロックし、過去1年で1.8億ドルの手数料を稼ぎ出した。Velodromeはやや小規模（TVL5600万ドル）だが、両社が合併すれば規模は侮れない。Uniswapと比較すると――メインネットだけで49億ドルTVL、42チェーン展開。Aeroの野望は明らかにL2から大舞台への進出だ。

技術アップグレードも注目

新プラットフォームはDromos LabsのMETADEX03システムを導入。主なポイントは以下の通り：

• 内蔵MEVオークション：マイナー抽出価値を収益化し、「ダークフォレスト」防止
• デュアルエンジン設計：資本効率を向上（簡単に言えば流動性がより稼げる）
• クロスチェーンMetaSwaps：Base/Optimism/Ethereum間でワンクリックシームレス取引

これは誰と戦っているのか？

Uniswapも最近動きを見せている。先週「UNIfication」ガバナンス案を発表し、プロトコル手数料スイッチを起動、1億UNIトークンをバーン――話題をさらおうとしている。Aeroの合併タイミングは絶妙で、「我々も進化中、しかも2大トップの融合だ」とアピールしている。

核心の問い：イーサリアムDEX市場は揺らぐのか？ それともAeroはL2内部の地固めに過ぎないのか？ それは2026年第2四半期の市場環境とユーザー移行への意欲次第だ。