eToroの第3四半期決算が発表され、純利益は前年同期比48%増の5700万ドル、調整後EBITDAは43%増の7800万ドルとなりました。

この成長を牽引した主因は**暗号資産取引**です。第3四半期の暗号資産取引収入は5600万ドルに達し、予想の3630万ドルを54%上回りました。総純貢献は2億1500万ドルに跳ね上がり、予想の2億800万ドルを超えています。

データ規模も良好です。証拠金口座数は373万に増加し、運用資産残高も17億5000万ドルから20億8000万ドルへと、前四半期比で12%以上の成長です。

KBWのアナリストによれば、第3四半期の1株当たりEBITDAは前年同期比$0.07増加。そのうち暗号資産取引と金利収入の寄与は予想を$0.23上回りましたが、株式や商品などの事業で$0.17のマイナスが一部相殺しました。

興味深いことに、同社は1億5000万ドルの自社株買い計画も発表し、そのうち5000万ドルは加速的な買い戻しとなっています。自社の将来に自信を持っているようです。株価は寄り付きで一時3.2%上昇しましたが、その後$34.83まで反落しました。

総じて「暗号資産ブームが利益を牽引した」典型的な決算内容です――市場の取引活発度が高まると、この種のマルチアセット・プラットフォームの業績は予想を上回りやすくなります。