Robinhoodがステーキング事業に参入：知っておくべきこと

Robinhoodは米国でETHとSOLのステーキングサービスを開始しましたが、これは小口の暗号資産ユーザーにとってかなり大きなニュースです。SECにしばらく足止めされた後、同プラットフォームはついに規制の迷路を乗り越えてローンチしました——ただし全米どこでもというわけではありません(カリフォルニア州とニューヨーク州の皆さん、ごめんなさい。あなたの州の規制当局は今、過敏になっています)。

ステーキングって何だっけ？

こう考えてください：マイニング(大量の電力を消費するやつ)の代わりに、自分のコインをロックしてブロックチェーンの取引検証に協力します。その見返りとしてネットワークから報酬がもらえる、つまり、システムの安全を守る手伝いをして報酬を得る仕組みです。イーサリアムは2022年にこのモデルへ移行し、ソラナは最初からこの方式です。

注目すべき数字

イーサリアムのステーキング総額は931億ドル、ソラナは614億ドル。この2つが市場を圧倒しており、次いでカルダノ、ポルカドット、アバランチが続きます。しかし、ここで注目すべき点は：

Robinhoodでのイーサリアムステーキング： Robinhoodはあなたの資金をプールするので(バリデータを単独で運用するには32ETH必要で、高額です)、報酬の100%がもらえるわけではありません。プロトコル報酬率の50〜100%を受け取ることになります。

ソラナステーキング： ずっとシンプル。年利約7.28%がもらえます。利回り狙いならかなり魅力的です。

手数料の現実

Robinhoodは2025年10月からステーキング報酬の25%を手数料として取ります。厳しく聞こえるかもしれませんが、実際には他のプラットフォームと同水準です——サーバーやコンプライアンスチーム、その他諸々の運営コストが必要です。

なぜ重要なのか

ステーキングは現代ブロックチェーンの仕組みそのものです。ステーカーがいなければネットワークも存在しません。だからこそ、Robinhoodのような一般向けプラットフォームが誰でも簡単にステーキングできるようにしたのは、暗号資産の普及が本格化している証拠です。しかも、ステーキングは環境にも優しく(消費電力が圧倒的に少ない)。

問題点：規制がカオス

RobinhoodはまずEUでローンチしました。なぜならMiCAヨーロッパの暗号資産規制ルールが理にかなっているからです。米国はまだ調整中で、そのため5つの州では利用できません。このバラバラな規制こそ、州ごとに制度を作るのではなく連邦レベルのルールが必要な理由です。

まとめ

ETHやSOLを保有していて、自分でバリデータを運用せずに不労所得を得たいなら、Robinhoodで格段に簡単になりました。手数料はかかりますが、それだけの利便性もあります。より大きな視点で見ると、伝統的な金融プラットフォームが競ってステーキングを提供し始めている今、この業界はもはや投機の時代を超えて成熟したと言えるでしょう。