欧州の暗号資産プラットフォームBitpandaが、正式に英国市場へ進出し、一挙に600種類以上のデジタル資産を導入しました。このオーストリア企業は現在、欧州全体で700万人のユーザーにサービスを提供しており、今回のイギリス進出は個人投資家だけでなく、機関投資家もターゲットにしています。

さらに興味深いのは、同社が多数の大手金融機関からバックアップを受けている点です。ドイツ銀行、ソシエテ・ジェネラル、UBSなどがパートナーとなっています。また、アーセナル・フットボールクラブやNFLともコラボし、スポーツファンを通じて暗号資産の知識を広めようとしているのが明らかです。

加えて、Bitpandaは英国でB2B事業（Bitpanda Technology Solutions）も開始し、銀行やフィンテック企業向けにホワイトラベルの暗号資産統合ツールを提供しています。こうした一連の戦略によって、個人ユーザーも機関投資家も取り込もうとしており、今回の展開は本気度がうかがえます。