昨晩から今朝(12月5日 21:00-翌日7:00)にかけて、暗号資産市場ではまた多くの注目すべき動きが見られました。

まずは取引所やプロジェクト側から。ある大手証券プラットフォームがAEROの取引ペアを新たに追加しました。これは彼らが引き続き暗号分野に進出しているシグナルといえます——ユーザーにとっても新たな資産選択肢が増えました。同時に、予測市場のリーダーであるPolymarketは大規模な採用活動を行い、社内のマーケットメイクチームを結成中です。明らかに拡大期にあり、自社チームによって市場の深度や流動性をさらに引き上げようとしています。

エコシステム拡大の面でも興味深い進展がありました。ある大手コンプライアンス取引所がインキュベートしたイーサリアムLayer-2ネットワークのBaseが、なんとSolana資産のブリッジを開始しました。これはBaseがイーサリアムエコシステム内だけにとどまらず、他チェーンにも手を伸ばし始めたことを意味します——クロスチェーン連携は、常にエコシステム拡大の重要なステップです。

マクロ経済のニュースはさらにインパクトがあります。米国連邦債務が再び30兆ドルの大台を突破し、この数字は2018年の2倍に達しました。債務規模がここまで膨らむと、ドル、金利、リスク資産の動向すべてに影響を及ぼす可能性があります。ただ、市場はすでに織り込み済みのようです。今後数年でフェデラルファンド金利は3.25%-3.50%のレンジに下がる可能性があり、これは暗号資産や他のハイリスク資産にとって流動性環境がよりフレンドリーになることを意味します。元経済顧問のKevin Hassett氏も、FRBが次回会合で25ベーシスポイントの利下げを行う可能性があると発言——もし実現すれば、緩和サイクルへのシグナルが一層鮮明になります。

最も注目すべきはやはり規制関連のニュースです。米国CFTC(商品先物取引委員会)の代理委員長が、現物暗号資産がCFTC登録取引所で取引可能になったと公式に発表しました。これは小さな出来事ではなく、米国の規制枠組みが暗号資産を受け入れる度合いがさらに一段階進んだことを示しています。