この業界で生き残ることが何よりも重要だ。牛市が来た時に、すでに空売りして市場から退場していたなんてことにはなりたくないだろう？

俺は35歳、24歳でこの世界に足を踏み入れてコインを買い始めた。2021年から2023年まで色々やって、資産は8桁に到達した。正直、実業やECをやっている80年代生まれの先輩たちと比べたら、俺の方がずっと楽をしている。

この数年の経験から、今も使っているいくつかの心得がある：

BTCは市場全体の指揮棒であり、これは議論の余地がない。ETHがたまに強気で独立した値動きをすることはあるが、残りの99%のコインは？基本的にBTC次第だ。

BTCとUSDTは逆の動きをする。USDTの価格が上がっている時は、BTCが下落する可能性があるから注意が必要。逆にBTCが上昇している時は、USDTに移すのが良いタイミングだったりする。

毎日0時から1時はスパイクが出やすい時間帯だ。だから寝る前に安値買い・高値売りの注文をセットして、システムが自動で約定するのを待つ。時には寝て起きたら約定していることもある。

朝6時から8時は、その日の相場の方向性を判断する重要な時間だ。ロジックはシンプルだ：0時から6時までずっと下落していて、この時間帯も下がっているなら、その日は基本的に戻す可能性が高いので、エントリーや買い増しを検討できる。逆に、夜中ずっと上がっていて朝も上がっているなら、その日は高確率で調整が入るので、利確や売却を考えた方がいい。

午後5時は特に注意が必要だ。時差の関係でアメリカのトレーダーが起きて取引を始める時間帯で、急騰・急落が起きやすい。

「ブラックフライデー」みたいな話は完全なデタラメじゃない。確かに歴史的に金曜日に暴落したことが何度かあるが、毎回当たるわけじゃないので、あくまで補助的なシグナルとして使うべきで、メインのロジックにしてはいけない。

流動性が高く、取引量が十分なコインなら、ゴミコイン化していない限り下がっても慌てることはない。何度も経験したが、短ければ3～4日、長くても1か月で元に戻ることが多い。手元にUSDTが残っていれば、分割して買い増して平均取得単価を下げると、たいていすぐ回復する。余剰のUSDTがなければ、じっと待つしかない。

現物取引は、実はあまりいじらない方が儲かる。同じコインでも短期売買を繰り返すより、持ち続けた方が利益が出やすい。