梁丘：12.5ビットコイン/イーサリアム段階的な調整　今後は押し戻しの強さに注目

ビットコイン/イーサリアムは昨夜から現在まで、短期的な急落後に反発し、重要な価格帯での攻防局面となっています。昨日の分析で述べた90500～91000および3050～3100の初回サポートが機能し、反発上昇を展開しました。以下、本日の詳細分析です。

ビットコインは昨日92800～94000の高値圏で横ばい推移し、夜間に米国の新規失業保険申請件数の影響で90842まで急落後、速やかに反発、現在は92000付近で推移しています。テクニカル面では、重要なレジスタンスは93000～95000帯で、出来高を伴って突破すれば100000を目指す展開も期待できます。サポートは主に89500～90000帯に注目、さらに下のサポートは88000～88500付近、ここを割り込むと大幅な調整もあり得ます。また、トランプ氏が暗号資産に好意的な人物をSEC委員長に指名予定、FRB利下げ観測など、マクロ面での支援材料もあります。

イーサリアムはビットコインと連動しつつ、値動きはさらに大きく、昨日3240まで上昇後に揉み合い、夜間に同様に急落して3065まで下落、現在は3190まで反発後に再び調整しています。テクニカル的には、1時間足RSIは売られ過ぎ圏から中立圏へ戻っており、売られ過ぎの修正は完了。重要サポートは3064の安値と3100の節目、レジスタンスは3180～3220帯、強いレジスタンスは昨日高値の3240です。ファンダメンタルズではFusakaアップグレードの追い風に加え、12月1日のETH ETF純流入額は1.8億ドル、機関投資家の保有残高は130億ドル超と資金回帰の兆しが顕著で、価格の下支えとなっています。

取引戦略：ビットコインは92100～92500付近でショート、ターゲットは90500～89500付近。イーサリアムは3170～3190付近でショート、ターゲットは3100～3050付近、割り込めばさらに下値を狙う展開。
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