「トークナイゼーションとブロックチェーンは現実のものであり、ますます効率的になっている」とJPMorganのCEOは語る

アメリカの億万長者であり、世界最大級の銀行の1つであるJPMorganの会長兼CEOであるジェイミー・ダイモン氏は、Fox Businessの「Mornings with Maria」に出演した2024年6月8日のインタビューで、暗号資産、ブロックチェーン、トークン化を支持する姿勢を示しました。彼によると、同銀行はブロックチェーンやステーブルコインの活用を拡大する予定であり、これらの技術が金融サービスの効率を高める可能性があると述べています。

ダイモン氏は、トークン化とブロックチェーンは「現実のものであり」、すでにプロセスをより迅速かつ安価にするために活用されているとし、市場はこれらを利用するためにますます効率的な方法を見いだしていると強調しました。

さらに、JPMorganが利息を支払うこともできる自社のステーブルコインを開発中であり、決済システムとしても機能し得ることを明かしました。そして、顧客にとってより良く、より速く、より安価な何かを提供できるあらゆるソリューションを採用する意向であると述べています。

これらの技術が次世代の国際決済を牽引するはずだが、すべての用途が機関投資家市場で機能するわけではないとも付け加えました。ダイモン氏はまた、相互運用性が不可欠であり、この分野の製品を広く利用可能かつ安全なソリューションへと変えるには、AML（アンチマネーロンダリング）やKYC（顧客確認）要件を含む明確なルールが必要だと述べています。

JPMorganが機関投資家の顧客向けに、ビットコインやイーサリアムを担保としてローン利用を可能にする仕組みを構築中であることも忘れてはなりません。これはウォール街の信用システムにおける暗号資産の最も直接的な統合の1つとなります。

JPMorganのこのプログラムは2025年末の開始が予定されており、担保となるトークンは第三者カストディアンによって保管される予定です。