正直に言うと、最初に仮想通貨を始めた頃の自分は、まるでギャンブラーのようだった——1分足を食い入るように見つめては、2～3％上がるだけで手がムズムズして利確したくなり、5～6％下がると慌てふためいていた。完全にあの赤と緑の線に感情を振り回されて、心身ともに疲れ切っていた。

転機はある飲み会で訪れた。数年やっているベテランが、私の板にかじりつく様子を見て笑いながらこう言った。「そんなやり方だと、目をつぶって運転してるのと変わらないよ？」この言葉が頭にグサリと刺さった——そうだ、自分には取引のロジックが全くなかったんだ！

その後、私は2か月かけてマルチタイムフレーム分析を徹底的に勉強した。今振り返れば、あれが自分のトレード人生の分岐点だった。

**まずは4時間足を見る**——ここが全体のトーンを決めるカギ。トレンドが上向きなら、押し目を待ってエントリー。下向きなら、リバウンドで売り抜ける。レンジでダラダラしている時こそ忍耐の見せ所で、ブレイクポイントを凝視し、タイミングが来るまで絶対に動かない。

**次に1時間足に切り替える**——ここではエントリーのリズムを探る。直近安値、主要な移動平均線、引いたトレンドラインが自分のエントリー基準だ。直近高値や明らかなレジスタンス帯は、言わずもがな利確・減らすサイン。

**最後に15分足で確認**——この周期が決定打。反転パターンやダイバージェンス、ゴールデンクロスが出たらエントリー。出来高も抜けていれば、ほぼ間違いなし。

最近注目しているBOB、ALCH、TURBOもこの手法で追いかけているが、かなり安定してきた。

**本質は一言で言えばこれ**：三つの周期でシグナルが一致した時が一番気持ちいいエントリーポイント。方向性が明確で、ゾーンもはっきり、タイミングもピンポイント——すべてがかみ合えば自然と勝率も上がる。

今は短期の小さな値動きに振り回されることはない。フレームワークができて、トレードがまるで将棋のように——一手一手に根拠があり、気持ちもずっと落ち着いている。