BTCのこの下落局面、全てを自己責任にするのはちょっと違う。

問題の本質はたった二つ：資金不足だ。ステーブルコインはこの界隈の命脈だが、8月から今までに、ERC-20ステーブルコインの取引所流入の7日平均は急激に半減——1580億ドルから760億ドルに落ちている。これはちょっとした風邪じゃない。血槽は既に空っぽだ。90日平均を見ても、1300億ドルから1180億ドルに滑り落ちていて、長期の干ばつは確定的だ。

市場に弾薬がなければ、価格に期待しても無駄だ。BTCがたまにちょこちょこ動く？それは買い圧力が強いからじゃなくて、売り圧力が弱まっただけ。だから、ニュースを材料にブル市場を叫ぶのは幻想だ——ステーブルコイン資金がいつ流れ戻すかが本当の推進力になる。それまでは、BTCは流動性の枷に縛られたまま、上がりも下がりもしないこの引き伸ばし合戦を続けるしかない。

次にNUPL（純未実現損益比率）について。

この指標は最近0.39まで下がっていて、一見かなり怖い数字に見えるが、実際にはまだ利益エリアにしっかりと留まっている——大部分の保有者は慌てていないし、資金も固く握っている。過去の経験から言えば、この水準は決して崩壊の前兆ではなく、むしろ賢い資金が静かに再配置されるチャンスのウィンドウに過ぎない。

ただし、言い換えれば、今の相場はちょうどブルとベアの境界線にいる状態で、とても微妙だ。トレンドに明確な反転サインが出るまでは、加減を見ながらポジションを増やすべきだし、リスク管理が最優先だ——乱高下の市場では、いつでも不意を突かれる可能性がある。過去のサイクルを振り返ると、NUPLがこの「低位だけど慌てていない」ゾーンにいる時、多くの場合、その後は…