BTCこの調整は本当に終わったのか？直接結論を言えば、まだ遠い。

ここで言うのは熊市の底の問題ではなく、現在の段階の調整自体に下落余地があるということだ。

まずは先物市場の熱度を見てみよう。2025年3月12日の先物の最低保有残高は850億にまで落ちたが、現段階の最低保有残高はすでに1230億に回復している。保有残高が底からこれだけ反発していることは、市場参加度が回復していることを示すが、これは逆にBTCにはさらなる下落の可能性があることも意味している。結局のところ、保有残高が厚いほど調整の余地は大きくなる。

Hyperliquidのロングとショートの力比べも非常に興味深い。37556のロングと16872のショートが対峙しており、ロング対ショート比は2.2に達している。一見、買い圧力が優勢に見えるが、過度に偏ったロングは逆にリスク信号となることが多い。このような極端なロングとショートの比率は、歴史的に逆方向のボラティリティを示すことが多い。

これら二つの指標を総合すると、市場のセンチメントはやや温まってきているが、調整の勢いはまだ完全には解放されていない。底値の範囲はさらに下を探る必要があるかもしれない。