米10年物 4.15% 横ばい…市場、CPI発表を前に様子見

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ソース:BlockMedia オリジナルタイトル:[ニューヨーク債券] 米国10年債 4.15%で変わらず…市場、CPI発表を前に様子見 オリジナルリンク: 米国国債金利は横ばい圏にとどまった。43日間の連邦政府のシャットダウンの影響で経済指標の発表が遅れ、市場は不完全なデータに基づいて連邦準備制度(Fed)の政策方針を見極めている。こうした中、連邦準備制度は当面追加の金利引き下げに慎重な姿勢を維持する見込みだ。

米国10年債の金利は4.149%を記録した。2年債の金利は0.8bp(1bp=0.01%ポイント)上昇し3.487%で取引され、2年債と10年債の金利差は66bpにやや拡大した。最近数ヶ月間、国債金利は明確な方向性を見出せず、ボックス圏で上下動を繰り返している。

連邦準備制度は最近の基準金利をわずかに引き下げたにもかかわらず、追加の引き下げの可能性は限定的に評価されている。これは43日間続いた米連邦政府のシャットダウンにより、一部の経済指標の発表が遅れ、政策判断のための情報の空白が生じたためだ。

11月の雇用指標は失業率の上昇を伴ったが、統計の信頼性自体が低いため、投資家の反応は限定的だった。現在、市場は依然として明確なデータに基づく判断が難しい状況であり、何か極端に悪いまたは良くないことが起きない限り、この停滞した流れはしばらく続く可能性がある。

連邦準備制度が重視するインフレ指標である11月の消費者物価指数(CPI)は発表予定であり、今後の政策方針において重要な分岐点となる見込みだ。

連邦準備制度内部でもハト派的(金融緩和的)姿勢が再確認された。連邦準備制度の理事はフォーラムで「物価は依然高い水準にあるが、基準金利を急いで引き下げる必要はない」と述べ、「政策金利を段階的に中立水準に戻す余裕がある」と語った。

利回りのボックス圏内でも国債の需要は良好な流れを維持した。米財務省は200億ドル規模の20年物国債を入札し、応札率は2.67倍に達し、10月以降最高値を記録した。発行金利は4.798%で、市場の発行前金利と類似した水準で決定された。

2年債の金利は3.487%にやや上昇し、長短金利差は約66bpで緩やかなスティフニングを示した。これは、市場が短期政策金利よりも長期の経済見通しにより敏感に反応していることを示唆している。

連邦準備制度が1月の会議で基準金利を追加で引き下げる可能性は現在24%と低い水準であり、市場は4月の引き下げを現実的な時期と見ている。これは、経済が急激に悪化しない限り、連邦準備制度がより明確な方向性を示すまで様子見を続けるとの市場の認識に基づいている。

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