某頭部生物製薬会社が最近動き出した。12月24日、世界最大の化学合成カフェイン製造業者が香港証券取引所に上場申請を提出し、香港メインボードへの上場を計画している。ニュースが出ると、業界では早速憶測が飛び交った：このカフェインで稼ぐ老舗企業が、なぜ香港証券取引所への進出を目指すのか？

まずはこの会社の背景から。A株の上場企業は新诺威（しんのうい）で、現在の株価は39.44元、時価総額は554.5億元。化学合成カフェインの世界的リーダーとして、コカ・コーラやペプシコーラなどの飲料大手に供給している。まさに隠れたチャンピオンだ。

しかし、近年の経営データは少し気になるところ：2022年の売上高は28.38億元だったが、2023年には25.39億元に減少し、2024年はさらに19.81億元に落ち込み、今年の前7ヶ月だけで12.41億元にとどまる。売上は縮小傾向にあり、機能性原料や健康食品事業の比率も90.6%から88.4%に低下している。要するに、伝統的な主力事業が衰退しているのだ。

彼らもそれを見越して、バイオ革新薬に賭け始めた。2024年には巨石生物（きょせきせいぶつ）を買収し、持株比率はすでに80%に達している。これは大きな一手だが、革新薬の道は資金消耗が激しく、リスクも大きい。

今回の香港証券取引所での資金調達では、調達資金の純額は主にバイオ医薬品の研究開発、新製品の商業化、運営補充に充てられる。要するに、新薬の能力を活用して従来事業の衰退を相殺しようという狙いだ。成功して後継者になれるかどうかは、革新薬の臨床進展次第だ。