午後の陽線は確かに目立つが、頭を冷やす必要がある。

今日の相場は平凡な場所がほとんどない。早朝には84408ドルで何度も死闘を繰り返し、午後に突然激しい上昇を見せて87800ドルの抵抗線を突破した。確かに買い圧力は蓄積されている。24時間の下落率はまだ1.5%だが、この低位からの反発の姿勢は市場に安心感をもたらしている。

慌てて祝うのは早い。この数年、サークル内で多くの虚報の反発を見てきた。理性的に考えれば、今の局面には反発の可能性もある一方で、多くのリスクも潜んでいる。

**市場は一体どれだけ脆弱なのか？**

恐怖・貪欲指数はすでに24に下落し、まさに「極度の恐怖」状態だ。歴史的な法則から見ると、このような極端な感情は反発の土壌となることが多いが、同時に下落途中の一息ともなり得る。

ファンダメンタルズの状況はあまり楽観的ではない。ビットコインETFはこの数日間、絶えず資金流出を続けており、12月23日だけでも1.886億ドルの純流出を記録した。これは4日連続の純流出であり、機関投資家が引き続き離脱していることを示している。さらに痛いのは、これらの資金がどこに流れているかだ。金や銀などの伝統的な避難資産に流れている。これは明確なシグナルだ——市場はリスク資産に対してまだ本当の信頼を持っていない。

**テクニカル面の「死のシグナル」**

チャートを見ると、ビットコインは現在、12.6万ドルの過去高値から伸びる下降トレンドラインの下に閉じ込められている。このラインを効果的に突破できるかどうかが、反発の持続性を判断する鍵となる。

さらに警戒すべきは日足レベルの形態だ。50日移動平均線が200日移動平均線を下回り、典型的な「デッドクロス」を形成している。これは中期的な弱気サインであり、短期的な上昇の勢いが維持しにくいことを示している。

午後の陽線が局面を変えられるかどうかは、テクニカル的にはその下降トレンドラインを本当に突破し、かつ出来高の伴奏が必要だ。さもなければ、これはあくまで反発に過ぎず、反転ではない。