金(XAU/USD)は堅調に推移、FRBの利下げ見通しとドル建て資産の動向に注目

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ドル建て金、4,300ドル以上で耐え続ける

今週初めアジア市場で金(XAU/USD)は4,315ドル付近まで上昇し、継続的な上昇傾向を維持した。連邦準備制度(Fed)の追加金利引き下げシナリオが市場に再び浮上する中、安全資産としての金に資金が集中している。金利が下がるほど、利息収益のないドル建て金の保有コストが減少するため、この政策基調は構造的に金価格の上昇を後押ししている。

政策不確実性が安全資産需要を刺激

先週、連邦準備制度は今年3回目かつ最後の25bpの利下げを実施し、基準金利を3.50%~3.75%の範囲に調整した。市場は来年度の追加利下げの可能性を織り込みつつ、金を買い資産として見ている。これに加え、シドニー・ボンダイビーチでの銃撃事件に端を発したリスクオフ心理が重なり、リスク回避の需要が金に流入するパターンが強まっている。

連邦準備制度内の見解の相違が生む変数

金利の経路を巡り、連邦準備制度内部の意見が対立している。シカゴ連銀総裁は米国政府のシャットダウンによる主要指標の空白を挙げ、「追加の引き下げ前により十分なデータ収集が必要だった」と指摘した。一方、クリーブランド連銀総裁はインフレ抑制のために現行の高金利水準を維持することが不可欠だと示した。こうした温度差はドル建て資産である金の価格に直接影響を及ぼす可能性がある。

今週注目の経済指標と発言

火曜日に発表予定の10月米国非農業部門雇用者数(NFP)は、短期的な方向性を決定する重要な変数となる見込みだ。さらに、スティーブン・ミラン連邦準備制度理事とジョン・ウィリアムズニューヨーク連銀総裁の発言動向も注視する必要がある。もし連邦準備制度の関係者が予想よりもタイトな金融政策を示唆すれば、ドル高が再燃し、ドル建て金の短期調整圧力が高まる可能性がある。

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