仮想通貨市場の調整局面継続──ビットコイン12月はマイナスで年度の波乱を象徴

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2025年最終月となる12月、ビットコイン(BTC)は-2.85%の下落で幕を閉じた。10月-3.69%、11月-17.67%に続く3カ月連続のマイナス局面であり、第4四半期全体では10月初旬の約12万6,000ドルをピークに約23%の調整が進行した。年末の取引値は約8万7,500ドルでの確定となり、市場予想から乖離する結果を生み出している。

継続するリスク回避の流れと仮想通貨市場への圧力

年末にかけての仮想通貨市場全体のマイナス基調は、単なる周期的な値動きではなく、構造的な要因に支えられている。米国テクノロジー株の高値警戒感がリスク資産全般を圧迫し、ビットコイン市場も例外ではない状況が続いている。

CoinGlassのデータでは、12月の過去平均リターンは+4.16%であるのに対し、今回-2.85%という結果は平年下回る動きを示唆している。歴史的中央値の-2.97%とほぼ同水準での着地であり、特異な値動きとは言い難いが、前年2024年も-2.85%だったことから2年連続で12月がマイナスで終わる異例の事態となっている。

過去の例では2020年の+46.92%、2023年の+12.18%といった大幅上昇期も存在したが、近年の12月環境の変化が明確に認識される。

機関投資家の資金流出がマーケットを左右

ロイター通信の報道によれば、ビットコインは11月に1万8,000ドル以上の下落幅を記録し、2021年5月以来の大型調整局面となった。この背景にはマーケット流動性の季節的低下と投資家心理の委縮がある。

より重要な指摘としては、ブルームバーグが報じた米国現物ビットコインETFの動向である。第4四半期を通じて売り越しに転じ、これまで相場を支えてきた機関投資家からの継続的な買い圧力が減少した。ドイツ銀行の機関投資家データもこれを裏付けており、11月から12月を通じて仮想通貨関連商品からの資金流出が続いている。

2026年への視点と市場参加者の期待

複数のマーケットアナリストは、2026年初頭における流動性改善と機関投資家需要の回復を予想している。市場予想レンジは上値20万ドル(約3,120万円)、下値7万5,000ドル(約1,170万円)と設定されており、相応の振幅が想定されている。

現在の仮想通貨市場がこうしたリスク・リターンの局面にあることを考えると、年始の動向が2026年通期のトレンド形成に大きな影響を与えることになるだろう。市場参加者の資金判断と機関投資家の再参入タイミングが、今後のビットコイン価格を左右する主要な要素として機能する可能性が高い。

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