原油価格が100ドルを超え、市場はすでに7月29日の利上げ確率を約12%から38%近くまで引き上げています。
現時点での世界的な在庫消費ペースを考えると、あらゆる海上輸送への攻撃が、110ドル超へ再び押し上げる可能性があります。
理論上、FRBはこれまで以上に慎重で、まずそれがコアのインフレ率へ波及するかを見てから利上げを検討するはずです。
実際、私の見立てでは、たとえコア・インフレに影響が及んだとしても、FRBは無闇に利上げすることはできません。
現在は、9月の利上げ余地をただ残しているだけで、10年米国債利回りは4.5%—5%で、実質金利とみなせます。
いまのデータでは、S&P500のフォワードPERは約19.7倍で、利益利回りは約5.08%です。
実質金利より0.4ポイントしか高くなく、利益の見通しが外れた場合の余地はほとんどありません。
いまのテクノロジー株は国民的な資金の避難先ですが、長期金利がさらに上昇すれば、テクノロジー株は急速にバリュエーション調整(評価圧縮)に見舞われます。
仮に上がらなくても、今の市場バリュエーションを維持するだけで、利上げによってわずかなインフレを打ち消すより、はるかに効果が強いのです。
原文表示