悲観的な人はしばしば正しいが、楽観的な人だけが世界を変えることができる。

多くの人が「Cryptoで8年を無駄にした」という投稿をリツイートしているのを見て、深く共感しつつも、少し悲観的すぎると感じたので、客観的な意見をいくつか補足します。

1）私も17年にこの業界に入り、ちょうど8年になります。浮き沈みはありましたが、Crypto分野に参加したことは人生最大の幸運だと考えています。個人の成長、資産形成、リソースや人脈の蓄積は、過去10年以上のインターネット経験をはるかに超えています。

これは絶対的な事実であり、Cryptoへの感謝の気持ちは常に持ち続けています。

2）正直な感想として、過去8年でCrypto業界は成熟してきましたが、同時にどんどん悪化しているとも感じます。かつての純粋なサイファーパンク精神も、Holderの信仰も、継続的な学習や革新への意欲も、インターネットを変えるというCryptoの未来への執着も、今はもうありません。

その代わりにあるのは、純粋なPVPゲームと虚無的な金融主義です。難しく、嫌悪感もあり、苛立ちもありますが、「稼ぐ」という一言のために、多くの人が仮面をかぶって楽しんでいるのです。

3）暗号業界はそもそも「コンセンサス」に基づいて成り立つ業界です。皆が感じている困難は、コンセンサスの分裂が直感的に現れているだけです。最初は多くの人が信じていたものが、今は少数の人だけが信じ、将来は多くの人が離れていくかもしれない。全ての代償は、コンセンサスの崩壊から生まれます。

だからこそ、私はトップ取引所、古参OG、優秀なBuilder、Devたちが再びコンセンサスを集結させ、チェーン上のイノベーションに力を合わせるよう、繰り返し呼びかけています。ただ分裂し続けるだけでは、短期主義による偽りの繁栄はより大きな痛みを生み、その先に勝者はいません。うん、Cryptoは善のために！あなた、私、みんなのために。

4）間違いなく、私たちは暗号業界の最も暗い時期に差し掛かっています。現状のカジノ化や個人主義に浸っている一部の人は気にしないかもしれませんが、私は依然として、多くの人が業界の健全な成長と市場の秩序ある運営を望んでいると信じています。たとえ「稼ぐ」ためでも、堂々とやりたいのです。

そう、カジノの本質を見抜いたとしても、ほとんどの人はそこに最も美しいビジョンを託しています。悲観論者はしばしば正しいですが、楽観論者こそが世界を変えます。私は「真実を見てもなお業界を愛する」人でありたい。

5）現在のCrypto業界最大のパラドックスは、最先端の技術を使いながら、最も原始的な金融ゲームを繰り返していることです。技術と応用が乖離し、価値と価格もかみ合わない。一見矛盾しているようですが、むしろ皮肉です。

しかし、より早いサイクルでCryptoに全力投球した人たちが、確かに多くの新しいものをもたらしてくれました。DeFiレゴはまだ崩れていませんし、担保貸付やマイニングの仕組みは多くのDeFiファーマーを養ってきました。NFT、layer2、Agentブームがバブルと揶揄されても、毎回バブルがはじけた後には必ず価値が残っています。

暗号業界はその非規制という特性により、イノベーションのストーリーテリング、クイックスタート、試行錯誤、反復などにおいて独自の優位性があります。これが私たち、投機家や落ち着きのないイノベーターに、より多くのチャンスをもたらしているのです。この点、暗号業界の本質は全く変わっていません。

以上。

私はCryptoが好きです。その複雑さと変化を愛しています。本当に世界を変えるのは、真実を知った上で逃げる人ではなく、真実を知った上で残って戦う人です。共に励みましょう。